horumo’s blog

心理学・心理術の世界

普通の人には想像できない精神状態

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こんにちは。みんなのほるもです。

 

まだまだ記事を書き足りていない状態ですが今後も時間を見つけては書いていきたいと思います。

 

がんばるほるもくん。

 

今回はサイコパスの精神状態についてアップしていきます。

 

それではどうぞ。

 

↓↓↓前回の記事

 

drg-horumo.hatenablog.com

 

 

普通の人には想像できない精神状態

 

およそ96%の良心を持つ人達にとって良心の存在はあまりに当たり前で、めったに意識しない。

たいていの場合、良心は反射的に働く。

 

誘惑が極めて大きい場合は別として、私たちは自分に降りかかる道徳的問題をいちいち考えたりしない。

 

今日子供に昼食代を渡すか否か、今日職場の同僚のブリーフケースを盗むか否か、今日妻を捨てるか否か...などと深刻に自問しない。

 

私たちに関わって良心が、その全ての決断を、黙って、自動的に、連続的に行う。

 

というわけで、私たちがいかに想像力を働かせても、良心のない人間の姿の思い浮かべることは難しい。

 

そのため、当然ながら、誰かが良心の欠いた選択を行っても、私たちは事実絵とかけ離れた見方をしてししまう。

 

「あの母親は子供に昼食代を渡し忘れただけだ」

 

「あの同僚がどこかにブリーフケースを置き忘れたに違いない」

 

「あの人の奥さんはきっとひどい人だった」

 

あるいは相手と身近に接していない場合は、反社会的行動に対して貼りがちなレッテルを貼る。

 

あの人は変態だ。

芸術家タイプだ。

競争心が激しい。

怠け者だ。

よくいる悪党だ。

 

テレビにときどき登場する、言葉にできないほどの残虐行為を行うサイコパスの怪物は別として、良心のない人々は普通はほとんんど目立たない

 

高度な教育を受けていても、サイコパスという言葉の意味を知る人は少ない。

 

自分の知り合いの中にそれに当てはまる相手がいる可能性が十分にあることを理解している人はもっと少ない

 

そしてこの呼び名について知った後も、たいていの人が良心が欠けた状態を思い描けない。

 

実のところ、これほど感情移入の難しい状態は、ほかに考えにくい

 

全盲うつ状態、深刻な認知障害、宝くじに当たった時などの極端な体験、あるいは精神病までも私たちは自分に置き換えて想像ができる。

 

だれでも真っ暗闇の中に取り残された経験がある。

憂鬱になったことがある。

 

誰もが少なくとも一度や二度は、自分を馬鹿だと思ったことがある。

 

たいていの人が、宝くじに当たったらどうするか、想像をめぐらせたことがある。

 

そして夢の中では、私たちの思考やイメージが錯乱する。

 

だが、自分の行動が社会、友人、家族、子供たちに及ぼす影響を、完全に無視できる状態とは

 

一体どんな風だろう。

 

夢も含めて、自分の中に、それについて教えてくれる経験は1つもない。

近いのは、あまりに肉体的苦痛が強すぎた時に、理性の働きや行動力が一時的にマヒする状態なのかもしれない。

 

だが、苦痛の中にさえも罪悪感は入り混じる。完全なる罪悪感の欠如は、想像を超えてくる。

 

私たちにとって良心は全能の現場監督であり、私たちの行動にルールを与え、ルールを破った時は感情的な罰を与える。

 

私たちが良心を求めたわけではない。

良心は、皮膚や肺や心臓と同じように、生まれた時から備わているものである。

 

言ってみれば、私たちはそのありがたみも感じていない。

 

そして、自分に良心がない状態は、想像することも出来ない。

 

罪悪感の欠如は、医学的概念としても実にとらえにくい。

癌、摂食障害うつ病、あるいはその他の”人格障害”、たとえば自己愛(ナルシシズム)などとも違って、精神病質(サイコパシー)には道徳的な側面が付きまとう。

 

サイコパスは必ずと言っていいほど、精神医学の専門家にさえ、邪道で非道な印象を与え、彼らの不道徳で恐ろしい感情の動きは、文学の世界で生き生きと描かれている。

 

 

決して良心の欠如を頭の中でイメージすることは出来ない

 

 

 

もし仮にできてしまったなら、それはあなたがサイコパスだからだ

 

それではほるもでした。

 

読んでくれてありがとう。バイビっ!!!!!