horumo’s blog

心理学・心理術の世界

日常で使える心理術5選 (Part4)

     

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今回も日常で使える心理術についてお送りします。

興味を持った方、今後も有益な心理学情報をお伝えしていきますので気になる方はぜひ読者になってくださいね。 

 

 

 

<目安:5分>

 

 

目次

 

 

職場の人間関係を円滑にする

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職場は人間関係の渦と言っていいほど、『好き』か『嫌い』、『気に入るか』か『気に入らないか』といった感情が生じるものです。毎日顔を合わせる場所で1度そう言う感情を持ってしまうと、大きなストレスを抱えるようになってしまうものです。

 

上司から嫌われている、同僚から距離を置かれているら部下から疎んじられている…そんな負の感情のスパイラルにハマると仕事自体が面白くないですし、もうその職場から離れたくて仕方がなくなります。

 

そんなあなたには『ホーソン効果』がオススメです。ホーソンという名前はアメリカのシカゴ郊外にあるホーソン工場で行われた実験から付けられたもので、従業員を褒めることにより、その生産性が向上するかどうかを研究したものです。どこにでも特別扱いをされると調子に乗る人間はいます。

 

特別扱いされると自己顕示欲求が満たされるのは、あなたも経験があるはずです。

 

特に調子に乗りやすい人は、普段から他人に認められていないと感じていることが多く、特別扱いされるだけで気分が非常に上がります。能力が一般以下の人でも、上手くおだてれば、能力以上の力を発揮することも多々あります。

 

もし、あなたが職場の人間関係で上手くいっていないと感じたら、このホーソン効果を試してみてください。やり方は簡単です。とにかく職場で会う人のちょっとしたことを少し大袈裟に褒めてみてください。ここで少し大袈裟にと言ったのには理由があります。あまり大袈裟にするとしらじらしくなり、人によってはバカにしているのかと勘ぐる人も出てきます。ですので、本当に感心したように褒めてください。

 

このようにあなたが褒める人間になると、あなたに会う人は少しずつあなたと接するのが楽しみになってきます。なぜなら、自分の自己顕示欲求が満たされるからです。

 

実はこれ、ヤクザの世界でも、組長が手下を手なずけるために必ず使う手法です。ただし、このやり方は職場に馴染む前、つまりニューフェイスの場合には通用しますが、既に嫌われている場合は、まずは自分がなぜ嫌われているのかを自己分析してその根本を改善するのが先です。

 

ちなみに私もよく人を褒めまくっています。というのも、人を褒めると必ずと言っていいほどその人が私のことをいい人と思ってくれるから。

 

しかし、仲が親密になるほど、言葉の重みは軽くなっていき、適当なこと言うなとよくからかわれるのでやはりこのテクニックはニューフェイスの場合には効果的面だと身をもって実感しています。

 

やりすぎにはご注意を。

 

 

相手との距離を一気に急接近させる

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男女をひとつの部屋に監禁すると、最初は離れているものの、時間とともに必ずくっつき、最後には性行為までも始めてしまう、ということが実験で証明されています。

 

そしてこのスピードが最も早かった男女の環境を分析してみると、実は『暗闇』が原因だったのです。暗闇があることで、2人は恐怖を覚え、その恐怖を和らげるために身を寄せあい、その恐怖を取り払うために違う感情を持つようになったそうです。

 

つまり、暗闇という共通点の恐怖を感じる存在があったのです。

 

もし、あなたが異性と急速に関係を持ちたければ、こうした共通の『敵』を作ることをオススメします。『アワーエネミー』とは『我々の敵』という意味で、2人の共通の敵を持つことで、お互いの心に絆ができるという心理効果があります。

 

実験では、暗闇が共通の敵でしたが、これは色々なものに置き換えることができます。

 

例えば、あなたのお気に入りの女性に、気に食わない上司が存在したとします。あなたは自分もその上司がどれくらい嫌いなのかをしっかりとその女性と話し、共感するのです。

 

すると、その女性にあなたと共通の意識が生まれます。他の人に対しては違う感情が芽生えてきます。この段階になると、普通に食事に誘っても簡単にOKするので、あとはその回数を重ね、機会を見て告白するなりすれば大丈夫です。

 

ただし、結ばれたあとは、キッパリとその上司の話をやめるようにしてください。目的を果たしたあともずっと上司のことを話すと、相手の女性はあなたのことを『器の小さい人間』『しつこい人』とみなすようになります。女性の心は秋の空。同じ手口は通用しないので、お気をつけください。

 

 

努力せずにできる人間に見せる

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人間というものは弱いもので、1部の例外はありますが、裸になると最も自信を失います。そして、警察や裁判官など、服装自体が権威を表すものを着ている人ほど、裸になった時の自信喪失が激しいことが実際に証明されています。

 

これは『身体像境界』といい、服装というものが精神的な鎧の代わりになっていることを意味します。単純な色分けをした服装でも、当人がその権威付けした意味さえ理解していれば、同じ効果を発揮します。

 

あの世間を騒がせたオウム真理教でも、下っ端は白、くらいが高くなるにつれ来ている服に色がつくというスタイルでした。入信者は自然と上の位の色を身に着けたいと思うようになり、多少のお布施をするようになりました。

 

しかし、よく考えてください。服は服、ただ色が違うだけで、人間が自ら位を定めるのです。

 

これは昔から権威主義者が定めてきたルールであり、この習性をよく知っているが故にうまく利用されてきたのです。もしあなたができる人間であることを見せたいのであれば、この身体像境界をうまく使うことです。

 

よくスーツを新調したり、綺麗な身なりをしたりするように助言しますが、もう一歩進んでこんな戦略を使ってみてください。

 

それは、あなたができる人間として見られたい相手と裸になるような状況を作ることです。例えば、温泉や大浴場などです。異性であれば、プールや混浴の温泉などです。こういうシチュエーションになったら、あなたがいつも人と話す2倍の音量ど話をするようにしてください。

 

お互い服を着ていない、精神的な鎧がない状況で自信たっぷりの、大きな声で話しかけられると、人間というものは無意識に負け意識が働きます。こうした無意識のプレッシャーをかけられた人間は、今までのようにあなたに接することが出来なくなります。ここでは声の大きさを挙げましたが、例えば、格闘家のような筋肉でも同様の効果があるので、男性なら常に体を鍛えておくことをオススメします。

 

 

 

好きな人が自分に気があるかどうかを見抜く

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気になる人や意中の人が、果たして自分に気があるのかどうかは、万人が知りたいところですよね。

 

確かめたいけれど、直接聞く勇気もないし、かといってそれ以外の方法は見つからないし、と悩んでいるのなら、ぜひ『カクテルパーティ効果』を試して見てください。

 

人間には一種のフィルター機能があり、関心のある情報以外を無意識にシャットダウンしてしまいます。

 

あなたがすることは簡単。気になる人や意中の人をわざわざ人混みの中に連れていってください。何かのパーティ会場でもいいし、電車が行き交う駅のホーム、ライブや、スポーツ観戦でもいいでしょう。あなたがすることはそこで普通に話しかけるだけです。

もし相手があなたに対して関心があれば、あなたの話す言葉はハッキリ聞こえるし、あなたに関心がなければ何度も聞き直すという行動に出ます。

 

試しに電車が通り過ぎる1番うるさい瞬間に名前を呼んでみてください。どんなにうるさくとも、相手があなたに気がある場合は必ず振り返ります。ただし、正面で呼ぶと動作で分かるので、相手がこちらに注意を向けていない時に呼んでください。

 

ただし、このカクテルパーティ効果は、1部の性犯罪で使用するテクニックでもあります。

 

もしここで普通に電車を見たり、音に注意を向けたりするのであれば、手出しはしないのですが、反応がにぶそうな場合や、ほとんど反応がない場合は、一緒に電車に乗り、痴漢行為を働いたりします。

これは相手のフィルター機能を逆に利用するもので、外の反応に鈍い場合、フィルター機能も内側に向けることが多く、たとえ痴漢をされても、大声が上げれないことに起因します。

 

このように、性犯罪を犯す人間は無意識に心理術を使うので、十分に気をつけてください。そして、この方法を使えば、相手との関係で、一気に押せばいいのか、少しずつ攻めた方がいいのかも分かるはずです。

 

この方法で相手を誘うタイミングも自ずとわかってきますね。

 

 

 

外見だけで相手を洗脳する 

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ビジネススーツをビシッと着ている人を見るだけで、仕事ができる人だと誰しも思うものです。

 

しかし、例えば多少汚い格好をしても、肩書きが経験者や官僚であったりすると、人は外見から受けるイメージを覆します。

 

アメリカのカンザス州にある大学での実験ですが、一方は成績優秀だが、服装がだらしない学生と、他方は成績は悪いのだが、服装がビシッと決まっている学生で企業にプレゼンをさせました。

 

すると、同じプレゼンをしたのにも関わらず、成績の悪いほうの学生のプレゼンが採用されました。しかし、次にどちらの成績が優秀なのかを企業側に伝えると、成績優秀な学生のプレゼンを採用したのです。

 

これをハロー効果といい、ある対象を評価する際、目立った特徴に引きずられ、ほかの特徴についての評価が変わることや、見た目や地位や肩書きなどにより、実際以上にその人に対する評価が高くなることは、この現実社会の様々な場面で見られます。

 

ただ、肩書きはその人によって印象や対応が違うため、あまり肩書きに頼らない方がいいです。例えば、一平社員に対して経営者という肩書きは効果がありますが、同じ経営者であればその効果は薄れます。

 

しかし、服装に関してはその効果は万人受けします。

 

どんなに成績が悪い男性でも、上質なスーツ、ビシッと決まった髪型、磨き上げた靴、綺麗な爪など、とにかく女性にとっての好感度ナンバーワンを目指せば、どんな人にも好印象を与え、仕事ができる人に見られるようになります。

 

特に多くの人が気を付けない場所や体の部位を徹底的に綺麗にすることで、さらに印象は良くなります。

 

人間は無意識にわかっています。神は細部に宿るということを。

ただし、これはあくまでも第一印象に関することであり、本当に仕事が出来なければ『なんだ見掛け倒しかよ!』と思われるだけでなく、さらに印象が低下しますので十分に注意して下さい。

 

 

 

終わりに

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次回も日常で使える心理術についてお送りします。

 

気になる方・見逃したくないよという方はぜひ読者になってくださいね(^^♪

 

それではありがとうございました。