人はなぜ浮気するのでしょう?
なぜ人は浮気をするのでしょう。実は科学的な理由はひとつだけです。浮気されるって本当に辛いですよね。浮気された時、色々な疑問が頭の中に浮かび、特になぜ?と思いますよね。なぜ愛する人のことを忘れ、誘惑に負けてしまうのでしょうか?
この知りたくてたまらない疑問の答えがついに、明らかになります。
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目次
愛とは?
今回は『人はなぜ恋に落ちるのか、恋と愛情と性欲の性科学』という、著者ヘインフィッシャーの作品を読んでの知識と感想を用いて書いております。
アメリカ人、人類学者のヘインフィッシャーは2006年のトークにて、愛も浮気の裏に隠された過程について説明しています。ここで、浮気についての説明を始める前にまずは愛についてもっと明らかについてしましょう。
フィッシャー博士によると、恋愛は感情ではなく、衝動だと説明しています。この衝動は性衝動よりももっと強力なものなのです。
考えてみてください。もし誰かをベッドに誘って断られたとしても、人生で1番愛している人に断られた時ほど酷く落ち込むことはありませんよね。愛情が失われたり、報われない時、自身の命を奪う人もいるくらいですからね。
簡単に言うと、愛とは誰かほかの人が全宇宙の中心になることです。常に一緒に過ごしたいと感じ、相手の良い所にだけ目を向け、あまり良くないところから目を背けようとします。
そして、その衝撃は非常に大きなエネルギーと精神、そして、強烈な嫉妬を伴います。愛する人に関する全てのことが特別になります。
夕食でのその人のワイングラスは、他のどのワイングラスとも違って見えます。その人がいつも座るソファーの場所はその人だけが座る特別な場所となります。
その人の匂いは他のどの人の匂いとも違い、あなただけがわかる匂いです。
フィッシャー博士が言うこの特別な意味は、中国の詩人が書いた詩によって、とても良く表現されています。
その人は
『私はこのゴザをどうしても片付けられずにいる。あなたが来たあの夜、そのゴザを敷いている姿を見たからだ』
作者は要するに、ゴザという家庭によくあるものが自分が愛した人と関連しているため、特別な意識を向けているのです。
恋愛には3つの特徴があります。
1.切望
2.モチベーション
3.妄想
この妄想に関してはフィッシャー博士のチームが行った、32人の恋愛中の被験者をMRIで検査することで確かめられました。検査の前に被験者はいくつか質問され、主な質問は『一日の何%くらいその人のことを考えていますか?』であり、その答えのほとんどが、『一日中ずっと』というものでした。その人のことを考えずにはいられないとも答えました。
そして最後にされた質問が『その人のために死ねますか』でした。なんの疑いの余地もなく、被験者32人全員が『もちろん』と、それが大したことでないようにそう答えたのです。
その後、フィッシャー博士のチームは被験者が愛する人の写真と、普通の写真を見ている時の脳を検査しました。
愛する人の写真を見た時、脳が要するに『明るく』なったのです。被験者の脳のさまざまな領域が活性化していることが分かり、それはコカインやオーガズムの快感を感じるときに刺激される領域も含んでいました。
まさに、恋愛は感情ではないということです。恋愛は心の衝動であり、欲求なのです。
より誰かを好きになると、よりドーパミンが分泌されます。ドーパミンは脳のモチベーションや応酬を求める部分を活性化します。
チョコレートのような甘いものが無性に食べたくなり、手に入れた時にも同じように脳が活性化します。
なぜ浮気をするのか
でも、愛というものがこんなにも素晴らしいのになぜ人は愛する人を裏切り、浮気をするのでしょうか。
率直に言うと、恋愛というものは交配と生殖から生まれた、3つの脳のシステムの1つに過ぎないのです。
1.性欲
性的な満足を得たいという欲求です。フィッシャー博士によると、これは空腹時のような『イライラする』、『我慢できない神経のかゆみ』のようなものです。
2.恋愛そのもの
恋愛は感情ではなく、心の衝動であり、欲求です。
3.愛着
長年のパートナーに感じる安らぎや、安心と言った感情です。フィッシャー博士の意見では、この3つ全てが、『ダーウィンの進化論』のようにそれぞれの脳のシステムがそれぞれ特定の目的を持って進化してきたということです。
性欲
人を外に向かせ可能性のあるパートナーを探すため
恋愛
交配のためのエネルギーを特定の人に集中するため
愛着
少なくとも、子供を育てる最低限の期間、お互いを認め合うため
しかし、この3つの脳のシステムが、必ずしも完璧なダーウィンの定義のように、上手く働くわけではないため、複雑になってしまうのです。もちろん、全てが組み合わさって働くこともあります。
例えば、一夜限りの関係でも、オーガズムに達する際、ドーパミンが放出されます。そして、忘れないでください。ドーパミンは恋愛に関係しています。
また、愛着と関係がある、『オキシトシン』と『バソプレシン』も急上昇します。よって、一見意味のない遊びのセックスでも予想外かつ心地の良い誰かとも深い繋がりを感じることとなるのです。
誰かに深い愛着を感じる一方で、別の誰かに恋愛感情を抱き、また別の人に性的欲求を抱くということは、実はあり得るということです。
要するに、同時に1人以上の人を愛することをできる、ということです。
夜ベッドで寝ながら、その人への深い愛着を感じる気持ちと、別の人への深い恋愛感情との間で揺れ動くのです。このことに気づき、認めることは難しいと思いますが、しかし、これは、ただ人間の非常に複雑な脳の仕組みなのです。
フィッシャー博士は最後に、『私たち人間は幸せになるためにつくられたのではなく、生殖するためにつくられた』と締めくくっています。
しかし、私たちはお互いに良い関係を気づき、幸せを見つけることが出来るのです。
さて、ここでの結論はどうでしょう?
『良い?』or『悪い?』
フィッシャー博士やほかの専門家は、こういった生物学的な過程に関わらず、説明することの出来ない、恋の魔法が存在すると考えています。
なぜ1人の特定の人を好きになるのか、さまざまな理由があります。それはタイミングであったり、関係の近さであったり、ミステリアスな雰囲気かもしれませんよね。
これはみなさん納得いくと思いますが、ミステリアスに見える人って、魅力的に見えますよね。
これは実はドーパミンに関係しているのです。というのもミステリアスなものは脳内のドーパミンを高める作用があり、誰かと恋に落ちる後押しをするのです。
また人はフィッシャー博士が言う、『ラブマップ』に当てはまる恋に落ちる傾向にあります。
これは、子供の頃に無意識につくった、理想の特徴をまとめたリストなのです。
これは完璧なパートナーがこうあるべきというイメージのことです。面白いことに、何をどうしようが、誰かを騙して自分のことを好きにさせる事なんて出来ないのです。
生物学的視点からいうと、これは不可能なのです。誰かに恋に落ちても、落ちなくても、誰も自分自身さえも、その事を変えることは出来ないのです。
人は生物学的に、浮気をする可能性があるかもしれませんが、自分自身をコントロール出来るのは、自分だけだと覚えておくことが重要です。
そして、正直で誠実であることが1番です。
終わりに
あなたは浮気をされたことはありますか?されたとしたらどうやって乗り越えましたか?よろしければコメントで教えてくださいね!
今後も恋愛の科学や心理術について面白い記事をたくさんアップしていきますので見逃したくないよって方はぜひ読者になることをオススメしますよ☺️
ここまで読んでいただきありがとうございました。